抄録
本研究では日本の土壌の基礎となっている花崗岩など各種岩石を試料に選び、粒度を揃えた後にpH=3.0の人工酸性雨を用いた回分式による模擬降雨実験を行った。得られた溶出液のpHや各イオン濃度を定量分析し、岩石の種類や風化度による違いを比較した上で土壌のもつ酸性雨中和機構について検討した。またそれぞれの岩石の溶出機構についてより詳細な分析を行う為に岩石を構成している主な鉱物に対しても同様の模擬降雨実験を行い、X線回折による実験前後での鉱物の変化、ならびに溶出液の分析を行い鉱物の組成による中和機構の違いについても検討を行った。