JSL漢字学習研究会誌
Online ISSN : 2432-1974
Print ISSN : 1883-7964
要旨
日本の小学校の漢字学習の多様性を求めて
非漢字圏の社会で育つ子供たちへの漢字教育の観点から
朴 正恩
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2024 年 16 巻 p. 45

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抄録
日本の子供たちは日常生活で漢字に接する環境で育ちながら絵本では漢字が制限されている。ひらがな,カタカナ,漢字の三つの文字の使い方が明らかであるのにも関わらず子供たちに漢字かな交じりの絵本が提供されておらず,学校教育でひらがなを学習したあと漢字学習が始まるのだが,その教え方に多様性をもたらすことはできないだろうか。ひらがなは単純に覚えるだけでよいが,漢字は数が多く,学びに時間がかかる。したがって,幼少時から絵本を通して日本語の三つの文字に接することが必要ではないかと考える。特に非漢字圏の社会で子供たちは絵本でさえ漢字に触れることがなく,継承日本語学校で提供される教科書を手にした時,初めて<漢字>という文字に接する。そして教師は教え方に悩み,日本語学習者は漢字学習が苦になってモチベーションをなくす。このような問題を改善するためには日本国内の漢字学習の多様性が求められると考えるが,そのためには何が必要なのか考えてみたい。
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© 2024 著者
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