日本ロービジョン学会学術総会プログラム・抄録集
第6回日本ロービジョン学会学術総会プログラム・抄録集/第14回視覚障害リハビリテーション研究発表大会
セッションID: O_II_
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O_II_ 症例/地域連携
ロービジョン者の早期リハビリに向けて地域の連携
*塚本 慶子
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抄録

ロービジョン者の相談にしっかり乗れるところが無く、福祉事務所に繋げても十分な情報が得られないことがあるのに気付き数年前に調べ始め仲間を増やし情報を共有してきた。1、京都の現状と連携の模索視覚障害者施設として京都ライトハウスがあり、京都府視覚障害者協会は京都市の補助を得て独自の巡回相談、ガイドヘルパー事業などを行っている。関西盲導犬協会や視覚障害者福祉センター、盲学校もある。どのような事業、役割分担があるか分からない。視覚障害者の患者の会などの活動があまり活発でない。2つの大学病院など歴史ある医療機関が多く視覚障害になった人を何処に繋いでいるのか。お互いの情報交換がほとんどない。2、ロービジョンケアに関して地域の意識の底上げ視覚障害者は何処に相談に行くか調べると、病院・行政窓口・ライトハウスなどだということが分かったので、各方面に声掛けし中途視覚障害者のケアの勉強会を企画し仲間を作った。タートルの会の地域交流会世話人を引き受け全国に仲間を広げた。3、医療と施設の連携のはじまり京都府眼科医会が京都ライトハウスで眼科相談を行い始め、医療と施設の垣根が低くなり情報交換し易くなった。医療関係者向け研修会・京都ライトハウス職員研修会開催。京都ライトハウス職員などの仲間と機器展示会・相談会・講習会を開いた。京都市更生相談を京都ライトハウスに移管するため京都府眼科医会が協力して京都ライトハウス診療所を開き4人の医師が週1回診療、医療相談に出向く。同日京ラがロービジョン相談会を行う。4、ロービジョン相談会の効果を挙げるために今までに作り上げた仲間と模擬相談会を行い成果が上がった。

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© 2005 日本ロービジョン学会
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