日本レーザー医学会誌
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総説
メラニン色素性病変に対するピコ秒レーザーの活用方法
宮田 成章
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2024 年 45 巻 1 号 p. 39-45

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抄録

発振時間の非常に短いピコ秒レーザーはメラニン色素性疾患の治療に有効である.老人性色素斑では薄い色調に有効で,かつ炎症後色素沈着の発生率が低い.また肝斑に対する治療にも補助的に用いる.さらには顔全体に対して複数の波長を組み合わせた手法も可能である.しかしながら全てにおいて従来のナノ秒発振Qスイッチレーザーより優れているわけではない.

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© 2024 特定非営利活動法人 日本レーザー医学会
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