日本レーザー医学会誌
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下肢静脈瘤に対する血管内レーザー焼灼術―術後圧迫療法について
白杉 望
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論文ID: jslsm-40_0035

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抄録

下肢静脈瘤血管内治療ガイドラインは,下肢静脈瘤血管内レーザー焼灼術(endovenous laser ablation: EVLA)術後に圧迫療法を施行することを推奨している.いくつかのrandomized controlled trial(RCT)は,弾性ストッキングによる圧迫療法は,術後1週目の疼痛を軽減させることを報告している.ただし,そのエビデンスレベルは弱く,また,深部静脈血栓症(deep vein thrombosis: DVT)予防効果については明らかではない.現時点ではEVLA術後の圧迫療法は必要と考えられるが,今後,DVT予防効果をもアウトカムとした本邦におけるRCTが望まれる.

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