昭和医学会雑誌
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原著
前立腺体積における経尿道的前立腺切除術(TURP)の臨床的検討
大森 圭丸山 邦隆森田 順森田 将直江 道夫冨士 幸蔵深貝 隆志平森 基起小川 良雄
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2010 年 70 巻 3 号 p. 228-233

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抄録
TURPは前立腺肥大症の最も標準的手術の1つである.しかし,比較的小さな前立腺肥大症の患者にTURPを行っても十分な効果が得られないことがある.そのため十分な治療効果が得られる前立腺体積を明らかにするため,2002年1月~2006年12月までに前立腺肥大症の診断でTURPを行った138例について国際前立腺症状スコア(IPSS),QOL index,最大尿流率(Qmax)において検討した.138例のうち尿流量測定の評価が可能であった45例についてQmaxの検討を行い,TURPの治療効果は術前前立腺体積である30mlを境界として有意差を認めた.前立腺体積30ml未満(small prostate群)および30ml以上(large prostate群)の比較では,large prostate群はIPSSの全7項目およびQOLにおいて,有意差を認めた.しかし,small prostate群はIPSSの残尿感の1項目およびQOL indexの有意差を認めるのみであった.両群で有意差のあったQOL indexにおける手術前後の改善度を比較した結果,large prostate群は有意な改善度を認めることが示された.以上のことから,Qmax,IPSS,QOL indexは前立腺体積に関連していると考えられた.
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© 2010 昭和大学学士会
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