昭和医学会雑誌
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蓚酸カルシウム結石患者における尿中遊離アミノ酸の排泄動態について
吉田 英機吉田 兼司内藤 善文今村 一男
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1980 年 40 巻 3 号 p. 337-343

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抄録
赤外線分光分析による結石成分分析の結果90%以上の蓚酸カルシウムを主成分とした19例 (男性14例, 女性5例) の上部尿路結石患者と47例の健常人 (男性30例, 女性17例) との尿中遊離アミノ酸の排泄動態について検討した.その結果, 男女とも蓚酸カルシウム結石患者群で中性アミノ酸, 特にglycineの尿中排泄量の低下とtaurineの排泄比率の増加傾向を認めた.さらに24時間内因性クレアチニンクリアランス値で徐した値での比較でも同様の傾向を認めたことから, 蓚酸カルシウム結石患者におけるこれらの遊離アミノ酸排泄パターンの変化は腎そのものの障害によるのではなく, 腎あるいは肝におけるアミノ酸代謝異常の存在によるものと思われる.
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