昭和医学会雑誌
Online ISSN : 2185-0976
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上腹部mass like shadowの臨床症例について―その1―
小松 隆滝沢 謙治後閑 武彦篠塚 明宮坂 圭一高橋 久男平林 晋一北原 隆藤沢 守男神垣 郁夫武中 泰樹菱田 豊彦川末 健作
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1982 年 42 巻 3 号 p. 389-394

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抄録
左上腹部に腫瘤様陰影を認め, 最終的に胃穹窿部の形態学的変化が原因であった6症例を経験した.さらに健康人の腫瘤様陰影を胃の形態, 撮影条件から検討した結果, 胃穹窿部は, 他の胃の部位に比べ最も背側にあるため, 背臥位では, この穹窿部に胃液, 食物残渣がたまり腫瘤様の厚みをもつためにみられるものと推測された.
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