昭和医学会雑誌
Online ISSN : 2185-0976
Print ISSN : 0037-4342
ISSN-L : 0037-4342
肝ミクロゾームのカタラーゼ抗原性minor component
山藤 武久武井 信子東 悳彦
著者情報
ジャーナル フリー

1983 年 43 巻 6 号 p. 827-831

詳細
抄録
ラット肝ミクロゾームに存在するカタラーゼ生合成の中間体と考えられる分子―酵素置性のない, 抗カタラーゼ抗体と反応する, 放射性アミノ酸によって短時間に標識される分子―が.ミクロゾームDOC抽出液のpH6処理 (沈殿) , 硫酸アンモニウム30gw/vによる塩析 (上清) によって, 成熟したカタラーゼ分子 (4量体) から分別される可能性が示された.この分子は主としてカタラーゼ単量体と考えられる.
著者関連情報
© 昭和医学会
前の記事 次の記事
feedback
Top