昭和医学会雑誌
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転移性肝癌 (S状結腸癌術後) の一治験例
村上 厚文新井 一成福島 元彦村上 雅彦河村 一敏片岡 徹小池 正石井 淳一
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1985 年 45 巻 3 号 p. 439-443

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抄録
症例は56歳の男性で, 昭和56年1月23日S状結腸癌根治術施行後, 昭和58年2月頃より急激なCEAの上昇を示したので, 精査の結果, 肝右葉前上区域の孤立性肝転移と診断した.この症例に対し肝部分切除術を施行し良好な結果を得た.転移性肝癌は肝硬変の合併が少なく肝切除術式及び術後管理法がほぼ確立されている現在, 腫瘍切除により明らかな延命効果が期待出来る.したがってわれわれの教室においても転移性肝癌に対し積極的に肝切除術を行なうよう心がけている.ここにその一治験例を提示するとともに文献的考察を加え, われわれの大腸癌肝転移に対する外科的方針についての考えを報告する.
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