昭和医学会雑誌
Online ISSN : 2185-0976
Print ISSN : 0037-4342
ISSN-L : 0037-4342
総胆管結石を合併した陶器樣胆嚢の一例
釜田 秀明菊池 良知樋口 健一米山 啓一郎加藤 和夫竹内 治男小貫 誠八田 善夫
著者情報
ジャーナル フリー

1988 年 48 巻 2 号 p. 273-276

詳細
抄録
慢性胆嚢炎の特殊型ともいえる陶器様胆嚢を67歳女性で経験したので報告する.症例は家庭主婦で, 腹部単純X線写真, 超音波検査, CT検査, ERCP等より陶器様胆嚢, 総胆管結石と診断した.手術を施行し胆嚢は石様に硬く, 淡黄色のコレステロール混合石と総胆管の黒色の胆石を摘出した.胆嚢および総胆管結石は赤外線吸収スペクトルフォトメトリィーで同様なパターンを示し95%以上はコレステロールで, 石灰化成分はリン酸カルシウムが主体であった.本例は, 慢性の胆嚢炎に加え結石の嵌頓による胆嚢管の閉塞をきたし胆汁のうっ滞がなんらかの変化を受け石灰化をきたし形成されたものと思われた.
著者関連情報
© 昭和医学会
前の記事 次の記事
feedback
Top