昭和医学会雑誌
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顔面外傷157例の臨床的検討
白倉 真人朝比奈 紀彦大氣 誠道渡辺 尚彦岡本 途也渡辺 悟郎
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1990 年 50 巻 6 号 p. 652-656

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抄録

1987年1月から1988年12月までに富士吉田市立病院を受診した顔面外傷患者157例について統計的観察を行い, 治療方法及び若干の考察を合わせて報告した.受傷患者は10-20歳代の男性に多く, 原因は転落・転倒と交通事故についでスポーツが多かった.骨折部位は鼻骨を中心として顔面上・中1/3骨折がほとんどを占めた.今後社会的要因の変化にともない, 女性や老人の受傷が増加してくるものと推察される.

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