昭和医学会雑誌
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症例報告腎癌に合併した胃過形成性ポリープ癌化の1例
普光江 嘉広村上 雅彦清水 喜徳中尾 健太郎安藤 進亀山 秀人李 雨元李 雅弘副島 和彦
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1993 年 53 巻 3 号 p. 330-333

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抄録
症例は66歳, 男性.交通外傷にて当院を受診.腹部外傷精査のため腹部超音波検査を施行し右腎腫瘤を指摘され, 入院精査.腫瘤は腎癌と診断された.術前全身検索のため上部消化管内視鏡検査を施行したところ, 前庭部大轡, 体下部小轡に約5mm径の山田III型ポリープが, 体下部小轡に分葉状・発赤調の32×7mmの山田IV型ポリープが認められ, hot biopsy, polypectomyを施行した.病理組織学的には, III型ポリープは過形成性ポリープで, IV型ポリープは過形成性変化とその頂部に中分化型腺癌が認められ, 過形成性ポリープの癌化が示唆された.過形成性ポリープの癌化および腎癌との合併例は比較的稀と思われ報告した.
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