主催: 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
東京都内において廃棄される小型電子機器、いわゆる都市鉱山としての規模は国内最大規模であると予測され、その他の小型電子機器についても東京都への集中が見込まれる。 一方、主要な非鉄金属製錬施設は都市部からは遠隔地に存在していることや、収集の効率性等から東京都内で廃棄される小型電子機器の多くは不燃ごみとして、その多くが埋め立てられており、資源循環を推進するためには小型電子機器の排出量等を的確に見積もり静脈物流を整備することが求められる。 このため本報告では東京都内において実際に不燃ごみとして排出された小型電子機器等に関するごみ質組成分析を行い、排出量の試算等を行った結果、東京都内で不燃ごみとして排出される小型電子機器等全体の年間排出量は約3万9千トンと試算された。