廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第21回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: B3-1
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B3  建設廃棄物リサイクル
リサイクルのための建設廃棄物の細分類について
*山田 優
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抄録
建設廃棄物のリサイクル率は高くなったが、今後は最終処分量を少なくするだけのリサイクルではなく、省資源、資源循環、すなわち「資源を大切に」を第一の目的とした質の高いリサイクルを目指さねばならない。しかし、それは期待どおりには進んでいない。その原因の1つは、建設廃棄物の分類が依然として「処理して処分」の時代のままであり「リサイクル」のためには不十分なものになっていることである。特にコンクリート塊とアスファルト塊および建設汚泥のリサイクルにおいて現状生じている問題を示して考察し、それを解消して質の高いリサイクルを進めるために有効と考えられる建設廃棄物の細分類案を示した。再資源化施設(再生事業者)の事業範囲などについては、このような細分類を基に定めることが望ましいといえる。
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© 2010 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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