廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第22回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: A3-4
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A3  住民意識・環境教育
コンジョイント分析を用いた環境情報の提供によるリサイクル行動の促進可能性の検討
*中谷 隼石野 隆之栗栖 聖花木 啓祐
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抄録
定量的な環境情報の提供が消費者の購買行動およびリサイクル行動に与える影響を解析し,リサイクル行動の促進可能性を検討した。ケーススタディとして,仮想的な弁当チェーン店におけるプラスチック製の弁当容器へのカーボンラベルの表示と容器の店頭回収システムを想定し,環境情報の提供や容器返却に対する消費者選好を,オンラインアンケートによる選択型コンジョイント分析を用いて定量的に評価した。また,コンジョイント分析の評価結果をもとに,容器へのカーボンラベルの表示や,容器返却によるカーボンフットプリントの減少の情報提供,容器返却への経済的インセンティブの付与(容器のデポジット)が,弁当の購入割合や容器の返却意思に与える影響をシミュレーションした。特に,容器を返却した場合と返却しなかった場合のカーボンフットプリントを併記することによって,消費者の自主的なリサイクル行動を促進する可能性について検討した。
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© 2011 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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