廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第22回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: P1-D6-6
会議情報

D6  埋立地内有害物質等の挙動
高pH条件下での不燃破砕残渣の海水溶媒溶出試験
*安藤 朋宮脇 健太郎
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
不燃物として回収された廃棄物はアルミ等の資源回収後、細かく破砕される。その残渣物(不燃破砕残渣)は性質上、資源化が困難であるため今後も埋立続けられると考えられる。この不燃破砕残渣による環境負荷に関する研究はあまり行われていない。また現在、埋立廃棄物は陸上埋立だけではなく海面埋立も行われている。海面埋立は内水が嫌気性となり安定化には長期間を必要とする等、様々な課題を抱えている。本研究では海面埋立における不燃破砕残渣からの環境負荷を明らかにすることを目的に、模擬海水を溶媒として不燃破砕残渣の溶出試験を行った。最終処分場では、埋立てられた焼却灰により保有水のpHが塩基性となることから、模擬海水のpHを段階的に塩基性側で変化させ試験を行い、金属類の溶出特性を調査した。
著者関連情報
© 2011 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
前の記事 次の記事
feedback
Top