廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第23回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: B5-1
会議情報

B5 無機性廃棄物の資源化
RO膜を用いた焼却処理施設における排水リサイクル技術の開発
*冨田 洋平平山 敦山本 浩鈴木 康夫
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
2011年3月11日に発生した東日本大震災以降、廃棄物焼却施設を災害時の防災拠点とする考え方が検討され始めている。例えば、平常時に廃棄物焼却施設で備蓄した非常用飲料水や生活用水を災害時に周辺住民に提供すること、あるいは、災害発生後に廃棄物焼却施設内の排水を浄化処理して避難住民の生活用水として再利用することなどが考えられる。しかしながら、現状の廃棄物焼却施設で発生する生活排水やボイラブロー水などの排水は、生物処理や物理化学的処理され、焼却炉や減温塔に噴霧されるか、下水道に放流されている。そこで、本研究では、廃棄物焼却施設の実排水を処理対象としてRO膜による浄化処理について検討し、基本プロセスを構築できたので、その結果について報告する。
著者関連情報
© 2012 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
前の記事 次の記事
feedback
Top