主催: 一般社団法人廃棄物資源循環学会
循環型社会形成に向け2R(リデュース、リユース)の取組みをより推進することが挙げられている。廃棄物の処理処分プロセスにおいて大量の塩(副生塩)が排出されており、これらの副生塩は、有効な処理処分方法、あるいは資源化の方法がなく、最終処分場に保管、又は産廃処理されているため、副生塩の適正処理、再資源化、循環利用が求められている。
副生塩を電解法を用いて、エコ次亜として資源化し、下水排水、最終処分場浸出水等の処理施設での処理水滅菌剤として再利用することを提案している。副生塩は、無隔膜電解法、又は隔膜電解法によりエコ次亜を生成し、再利用することができ、さらに無隔膜電解法は電解水の精製度が比較的低レベルで可能である。
そこで、副生塩の有効利用法を考えるうえで、市販品の次亜塩素酸ナトリウムと比較して、エコ次亜の滅菌剤としての効果確認の実験を行い、有用な結果が得られたので、その結果について報告する。