廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第24回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: A7-3
会議情報

A7  廃棄物行政/有料化・経済的手法
容器包装廃棄物の店頭回収の可能性と課題
*山本 耕平酒巻 弘三細田 佳嗣小坂 兼美
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
容器包装のスーパー等での店頭回収は、企業の社会的責任としての範疇を超えて、容器包装リサイクルに不可欠な社会システムとして重要な役割を果たしている。本稿は店頭回収の先進事例調査にもとづいて、店頭回収の動向や可能性、課題について考察したものである。 事例として、自治体が積極的に関与し店頭回収の機能を活用して、容器包装以外の乾電池などの回収を行っている例など、店頭回収と自治体の拠点回収のハイブリッド型がある。また再生資源の価格上昇を背景に、自社で大規模なリサイクルセンターを建設して店頭回収の事業化を見越した取り組みをしている事例もある。店頭回収は消費者のライフスタイルに合ったリサイクルルートであり、推進に当たっては自治体との協働や連携がカギとなる。また廃掃法の規制によって回収対象物が限定されたり広域に運搬することができないなどの問題もあり、法規制の見直しも必要である。
著者関連情報
© 2013 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
前の記事 次の記事
feedback
Top