これまでに埋め立てられた一般廃棄物の「直接粗分ごみ」と「焼却以外の中間処理残さ」の組成を調査した。
1999年以降は環境省の調査データより、それ以前については過去に排出された廃棄物の組成データ等から解析を行った。その結果、直接粗分ごみの組成は、プラスチック類(23%)、ガラス類(14%)、鉄類(10%)、陶磁器類(5%)の順に多かった。中間処理残さは、ガラス類(26%)、陶磁器類(13%)、プラスチック類(7%)の順であり、金属類はほとんど含まれていないことがわかった。
埋め立てごみの金属類とガラス類の起源を検討するため、スチール缶、アルミ缶、及びガラスビンの処分量との比較を行った。その結果、1984年度以降において金属ごみに占めるスチール缶とアルミ缶の割合は48%と14%であった。同様にガラスごみに占めるビンの割合は1983年度以降で47%であった。