廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第25回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: A1-3
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A1 ごみ発生・排出抑制 / ごみフロー 1
一般廃棄物処分場の埋立物の組成評価(2)
*矢島 達哉樋口 壮太郎
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抄録

 これまでに埋め立てられた一般廃棄物の「直接粗分ごみ」と「焼却以外の中間処理残さ」の組成を調査した。
 1999年以降は環境省の調査データより、それ以前については過去に排出された廃棄物の組成データ等から解析を行った。その結果、直接粗分ごみの組成は、プラスチック類(23%)、ガラス類(14%)、鉄類(10%)、陶磁器類(5%)の順に多かった。中間処理残さは、ガラス類(26%)、陶磁器類(13%)、プラスチック類(7%)の順であり、金属類はほとんど含まれていないことがわかった。
 埋め立てごみの金属類とガラス類の起源を検討するため、スチール缶、アルミ缶、及びガラスビンの処分量との比較を行った。その結果、1984年度以降において金属ごみに占めるスチール缶とアルミ缶の割合は48%と14%であった。同様にガラスごみに占めるビンの割合は1983年度以降で47%であった。

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© 2014 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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