廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第26回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: C1-11_Poster1
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C1 焼却・焼却灰1
焼却飛灰懸濁水がCO2を吸収する際の「単位時間あたりの浸透深さ(水相側物質移動係数: kL)」について
*渡辺 信久籠谷 純一
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抄録
炭酸吸収等による焼却残渣の安定化を定量的に取り扱うためには気相のCO2が取り込まれている速度を見積もる必要がある。これまで、中性域水溶液、弱アルカリ性水溶液、消石灰懸濁液で水相側物質移動係数kLを調べ、アルカリ性による吸収促進効果が10~ 20 倍であることを示した。今回、異なる種類の焼却飛灰使用した実験を行い、kLが残留する石灰などの飛灰の性状と関連があることを見いだした。あわせて、kLの意味を「単位時間あたりの浸透深さ」であると見なすことで、直感的な理解が深まるのでと考えるため、本論でそのスキームを述べる。
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© 2015 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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