主催: 一般社団法人廃棄物資源循環学会
会議名: 第28回廃棄物資源循環学会研究発表会
回次: 28
開催地: 東京工業大学大岡山キャンパス
開催日: 2017/09/06 - 2017/09/08
廃棄物焼却炉において、ごみ焼却時に発生する窒素酸化物(NOx)の低減策として無触媒脱硝法(SNCR)の改良が進められているが、当社では更なる低減に向けて、並行流炉の特長を活かした燃焼手法による低NOx化技術の開発も行っている。これまで松阪市クリーンセンターにて実施した燃焼試験において、低空気比運転に加えて、EGRを併用することによって、NOxの発生量を抑制できることを確認した。
低NOx化技術の開発に当たり、効率的に低減策を検討するため、燃焼解析によるNOx予測モデルの構築に取組んでいる。NOx予測モデルには生成・消滅メカニズムを考慮する必要があるとともに、スローな化学反応であるためCFD解析との連成も重要であることが分かっている。
本研究では、NOx予測モデルに生成・消滅メカニズムを考慮できる素反応モデルの適用と計算負荷低減のために燃焼流動場には総括反応モデルを適用した事例について報告する。