廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第29回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: D5-4
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D5 埋立地早期安定化・跡地利用
異なる廃棄物の組み合わせによる廃棄物安定化促進埋立工法の研究(その2)
*小竹 茂夫日笠山 徹巳柴田 健司三浦 俊彦
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抄録
最終処分場では、自然の降雨や大気を利用して、エージングによる鉛の不溶化や重金属類、塩類の洗い出し促進を行う埋立方法が提案されている。この一つの方法として、廃棄物埋立面上で一定時間仮置き養生をした後、改めて締固めを行う方法が考えられる。一方、焼却施設から搬出後、日数が経過していない焼却灰を締固めると、埋立地盤が高密度化するとともに、数か月かけて透水性が低下する可能性がある。廃棄物の埋立方法を選択するうえで、飛灰・主灰の混合や仮置き養生の有無が廃棄物埋立後の透水性、通気性に与える影響を把握する必要がある。
 そこで、主灰、飛灰および混合灰について、焼却施設搬出直後に締固めた場合と、90日間養生後にときほぐして締め固めた場合とで、その後の廃棄物埋立地盤の強度および透水性の経時変化にどのような違いが出るかを室内試験にて調査した。締固め密度は異なる2種類について比較した。
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© 2018 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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