廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第29回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: D5-7
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D5 埋立地早期安定化・跡地利用
海面処分場における大気中CO2吸収による内水ポンドのpH低下(模擬室内試験)
*宮脇 健太郎山田 剛司遠藤 和人東海林 俊吉
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抄録
海面処分場では、保有水pHが高い場合があり、高pHの浸出水が長期流出することが懸念される。また内水ポンド(余水、調整池ともいわれる。)では、浸出水の希釈および大気中CO2による中和が生じていると考えられる。本報告では、実験室にて実処分場の1/250スケールで、ポンドへ浸出水が流入する状況を模擬した試験を行った。今回行った実験条件では、中和に必要なCO2吸収フラックスは低く、大気中CO2吸収が十分であり、pH11の模擬浸出水を流入させた模擬ポンドのpHは上昇しなかった。また、簡易モデルについて検討し、中和に必要なCO2吸収フラックスの算出を試みた。実験結果から、今回の手法によりポンドでの大気中CO2吸収によるpH低減効果の推定の可能を示した。
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© 2018 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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