主催: 一般社団法人廃棄物資源循環学会
会議名: 第30回廃棄物資源循環学会研究発表会
回次: 30
開催地: 東北大学川内キャンパス
開催日: 2019/09/19 - 2019/09/21
最終処分場の適切な維持管理には、搬入される廃棄物や埋立状況の情報が必要であり、一般的に日報で順次記録、蓄積している。これらのデータは、供用中や供用終了後にも重要であり、いつでも容易に出力可能な長期保管方法を確立する必要がある。
しかし、これらの情報はデータベースとして蓄積されているものの必要な情報を容易に抽出できない状況であり、適切な維持管理を実施するうえで必ずしも有用なものになっていない。そこで、埋立残余容量測定の3Dレーザースキャナによる測量結果に、埋立状況等を反映させることで廃棄物層内の”3次元的な見える化”を行い、両者のデータを一元的に管理し、視覚的に把握し易い表示の実施を試行した。
本報では、3Dレーザースキャナによる測量結果をもとに、廃棄物層内の組成の3次元的な可視化と安定化の可視化について検討した結果について報告する。