廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第30回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: E5-15-P
会議情報

E5 有害物質の挙動・跡地利用
X線CT分析を用いたスラグ層の有効間隙率の評価
*石森 洋行遠藤 和人肴倉 宥史
著者情報
キーワード: 有効利用, 有効間隙率, X線CT
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

焼却灰やスラグ等の循環資材を土質系材料としての有効利用を考える場合、循環資材に含まれる化学物質の溶出や拡散が懸念されるので、その環境安全性評価に必要な化学物質の長期溶出挙動を予測できる数理モデルが求められている。実際の現場で用いられる循環資材からの溶出を考える場合、その間隙を流れるみず道の影響は特に重要な因子であり、みず道は水分と試料の接触面積を制限し溶出量を少なくする、みず道には流れが集中するため溶出した化学物質の移動が促進される等、従来研究のようなビーカー試験では解明できない重要な現象であるので、本研究ではカラム溶出試験やX線CT、数値解析を通じて、みず道を考慮した物質動態モデルを構築した。

著者関連情報
© 2019 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
前の記事 次の記事
feedback
Top