主催: 一般社団法人廃棄物資源循環学会
会議名: 第30回廃棄物資源循環学会研究発表会
回次: 30
開催地: 東北大学川内キャンパス
開催日: 2019/09/19 - 2019/09/21
公益財団法人廃棄物・3R研究財団では、将来の人口減少を見据えた社会コスト縮減と廃棄物エネルギーの回収による低炭素社会実現を目的として、「中小廃棄物処理施設におけるエネルギー回収に関する調査」を実施している。廃棄物エネルギー回収では、生ごみのメタン発酵施設、生ごみと下水汚泥の混合メタン発酵施設および下水汚泥と可燃ごみの混焼施設等の先行事例調査を行った。その結果、ごみ処理施設と下水処理施設が連携することが効果的であると考えられた。
そこで、廃棄物処理と下水処理の連携の視点から、法律、社会コスト縮減(目標と成果)、技術的課題および廃棄物部門と水部門の関係の4つの項目に分類して行政が留意するべき事項及び取組むべき事項を調査した。更に、先行事例に類似するごみ処理施設と下水処理施設の連携モデルシステム6パターンについて、社会コストの縮減効果や二酸化炭素排出量を推計し、環境性と経済性の評価をした。