主催: 一般社団法人廃棄物資源循環学会
会議名: 第30回廃棄物資源循環学会研究発表会
回次: 30
開催地: 東北大学川内キャンパス
開催日: 2019/09/19 - 2019/09/21
環境啓発キャラクターは、市民に親近感を持たせ、環境意識を高める環境啓発活動の一環として使われており、現在、全国の都道府県と政令都市の半分以上が環境啓発キャラクターを導入している。大半のキャラクターが一般公募によって選ばれており、制作費、広告費が安いことや、ネットの普及により口コミで急速に広がることによって、安価な宣伝費用で大きなPR効果が期待されている。
本研究の目的は、各自治体の環境啓発キャラクターは導入義務がないにもかかわらず、半数以上の自治体が関連キャラクターを導入していることに注目し、キャラクター導入の廃棄物減量効果がどれだけあるのか、これからの廃棄物減量及びリサイクル政策にキャラクターはどのような役割と果たせるべきかについて分析・考察することである。そこで、20政令指定都市を対象にパネルデータを分析し、各都市の一部属性データとごみ排出量との関係、減量効果を明らかにした。