主催: 一般社団法人廃棄物資源循環学会
会議名: 第31回廃棄物資源循環学会研究発表会
回次: 31
開催地: Web開催 北海道大学工学部
開催日: 2020/09/16 - 2020/09/18
本研究では、使用済み自動車由来の廃ガラスの再資源化工程を対象として、管理会計の手法であるマテリアルフローコスト会計(MFCA:material flow cost accounting)による現場改善の可能性と効果を検証した。回収試験の結果、ガラス飛散による廃棄物処理コストが、負の製品の中で特に高かったことから、飛散防止策が練られ、改善が実施された。その結果、「廃棄物コスト」のうち「ガラス飛散」については、改善前71.8%から改善後23.0%へ、48.8ポイントの減少となった。また、改善後のMFCA データからも課題が明確となったことから、MFCA とは継続的な現場改善へとつなげる手法であることが明らかとなった。