自治体から住民へのごみに関する情報の広報がどれほどの住民にどのように受けとめられているかについて、自治体の広報誌におけるごみに関する記事と、ごみに関する小学校での授業に着目し、福島県会津美里町を例に、住民へのモニター調査と、小学生の保護者へのアンケート調査によって検討した。そして、1)ごみに関する広報誌の記事は、約4分の1の住民しか見ていない可能性があり、見たことがある人ほどごみに関する広報誌の記事に関心を示している、2)小学校のごみに関する授業を通じた住民への告知は、小学4年生と同居していない住民も含めて約4分の1の住民に届く可能性があり、小学生からごみに関する情報を聞いた人ほどごみに関する広報誌の記事を見たことがある、3)ごみに関する広報誌の記事を見たことがあるかどうか微妙・見たことはないが、小学4年生からごみに関する情報を聞いたことはあるという回答者が1割程度いるという示唆を得た。