廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第31回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: A1-5-O
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A1 ごみ発生・排出抑制
家庭系プラスチック廃棄物の素材と分別状況に関する調査研究
*矢野 順也富田 悠貴西村 健太郎浅利 美鈴勝見 潤子新島 智之酒井 伸一
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抄録

家庭系のプラスチック廃棄物に着目し、その品目別・用途別の素材割合と分別状況を明らかにすることを目的に、商品類を含む家庭系プラスチック廃棄物の細組成調査を行った。方法手順としては、プラスチック類を17分類し、プラスチック素材の表記がある場合はその表記で判別を行い、素材表記がないものについて近赤外分光光度計(AOTF)による素材判定作業を行った。その結果、燃やすごみ、プラスっチック製容器包装合わせた家庭ごみ中のプラスチック廃棄物の組成としてはPE43%、PP25%、PET14%の順に割合が多い一方、PVCも3.6%程度含まれる結果となった。PVCは業務用ラップやその他商品の割合が高いことから、これらが塩素の起源になっていることが示唆された。また、商品類も含めるとプラスチック素材の71%、主要素材の中では特にPEやPPも70-76%が燃やすごみとして排出されていることが明らかになった。

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© 2020 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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