廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第31回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: A1-6-O
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A1 ごみ発生・排出抑制
家庭ごみ中の使い捨てプラスチック製品の排出実態と素材に関する研究
*富田 悠貴矢野 順也西村 健太郎浅利 美鈴勝見 潤子新島 智之酒井 伸一
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抄録

本研究ではプラスチック製使い捨て製品の排出実態を把握することを目的として、家庭ごみの組成調査を行った。調査した品目の年間1人当たり排出量は8.1〜13.2kgとなった。重量ベースでは手さげレジ袋と飲料ペットボトルが多くみられた。コンタクト容器やストローなど1つ当たりの重さは小さいが個数ベースで量の多い品目も見られた。また、主要な使い捨てプラスチック製品についてはその素材も調査し、化石由来炭素の含有率と燃やすごみからの排出量から焼却時のCO2発生量を求めた。調査品目中では重量でポリエチレンが51%と最も多くを占めた。また、手さげレジ袋の中で5.5%はバイオマス素材を含むものであった。焼却時のCO2排出量では「手さげレジ袋」の寄与がごみ排出量で見た場合よりも大きいことがわかった。

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© 2020 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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