廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第32回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: A3-5-O
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A3 住民意識・環境教育
ごみ分別アプリの利用可能状況についてのインターネット調査
谷田部 航輝*沼田 大輔
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抄録

近年、スマートフォンのアプリの一つとして、ごみ分別アプリを導入している自治体が見られる。本報告では、東北・関東地方の全市区町村のホームページをもとに、ごみ分別アプリをダウンロードするなどして、2020年8月から9月にかけて、ごみ分別アプリの導入状況を、ごみ分別アプリに搭載している機能も含めて調査した。

 その結果、次のことが伺われた:東北は関東よりも、ごみ分別アプリの導入が遅れ、ごみ分別アプリの活用が可能な住民、および、搭載機能数の平均が少ない;定期的なごみ収集日のお知らせ、捨てたいごみの分別区分の検索、ごみ収集日の変更やイベントなどのお知らせといった機能が、しばしば搭載されている。

 福島県では、2021年4月から、福島県全域をカバーした「福島県環境アプリ」がリリースされた。福島県環境アプリは、しばしば搭載されている機能を有し、ごみ分別アプリの利用可能状況を、大きく引き上げたことが伺われる。

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© 2021 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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