廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第32回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: A4-1-O
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A4 食品ロス
「過剰除去」を家庭系食品ロスとみなす妥当性の検討
*岡山 朋子山川 肇渡辺 浩平
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抄録

日本においては、家庭から発生する食品ロスとして、直接廃棄、食べ残し、そして過剰除去の3分類が定義されている。しかしながら、ごみ組成調査においては過剰除去の分類が困難であるとして、排出実態が調査された事例は極めて少ない。環境省は、その少ない事例による結果を基にして、過剰除去の全国的な発生量を推計しているが、実態が明らかでない過剰除去の発生抑制施策を検討することも困難である。

そこで、本研究では過剰除去の過剰性を排して、過剰除去とは調理くずのように普通食べないところの中でも、物理的可食部分のことであるとした。それを前提としてアンケート調査を実施し、一般的にどのような食品(部分)が意図的に除去された可食部分であるかを明らかにした。

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© 2021 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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