主催: 一般社団法人廃棄物資源循環学会
会議名: 第32回廃棄物資源循環学会研究発表会
回次: 32
開催地: 岡山コンベンションセンター
開催日: 2021/10/25 - 2021/10/27
平成29年,環境省は21.8年後に日本全国の廃棄物埋め立て場が満杯になると報告しており,廃棄物処理の効率化による埋め立て量の削減が期待されている.日本産業廃棄物処理復興センターによると,廃棄物は産業廃棄物と一般廃棄物に分類される.産業廃棄物の年間排出量は一般廃棄物の約9倍であり,産業廃棄物の処理量は一般廃棄物と比べて極めて多い.産業廃棄物の約8割は中間処理施設での中間処理を経て再生利用・減量化・最終処分される.すなわち,中間処理の効率化は廃棄物処理全体の効率化につながる.中間処理施設では現場担当者の経験や勘から処理計画を決定するため,最適な処理計画とはいえない.また,廃棄物が計画通りに到着しない場合がある.本研究では処理計画の効率化を目的として「線形計画法による処理計画決定手法」と「到着量の変動を想定した対応手法」を提案する.さらに,実データとの比較によって提案手法の有効性を明らかにする.