主催: 一般社団法人廃棄物資源循環学会
会議名: 第33回廃棄物資源循環学会研究発表会
回次: 33
開催地: 宮崎大学
開催日: 2022/09/20 - 2022/09/22
近年、廃プラスチックごみによる環境汚染が深刻化している。しかし、ごみの回収は困難であり、プラスチック総量自体の削減が不可欠とされている。著者らは、プラスチックのうち約半数を占める包装・容器に着目して、生分解性素材を原料とした食品容器を厳選し、レストラン等で活用されている業務用コンポストを使用して食品残渣と合わせて分解することで、廃プラスチックを発生させないシステムを開発中である。本研究では、生分解性素材(竹、バガスを主成分とした容器)をコンポスト(家庭用、業務用)での分解した際の基本的性質(分解時間・プロセス、前処理の効果、投入残渣の影響など)を解明するための実験を実施した。その結果、本論で用いた生分解性素材は、コンポストでの全分解が可能であり、分解に関与する諸条件もある程度明らかにすることができた。