廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第33回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: A3-1-O
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A3 物質フロー分析
都市ごみの可燃分元素組成と発熱量の計算式の考察
*菅原 秀雄加藤 政一松田 由美佐藤 和宏
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抄録

清掃工場を計画する際には、3成分、元素組成、発熱量、ごみ種類等のごみ質を正確に把握する必要がある。この内、発熱量はごみの元素組成から求め得る。計算式にはDulngの式など種々あるが式により計算値が異なる。これは燃料中の酸素分Oの水素H並びに炭素Cとの結合状態(普通OHまたはCO)の想定の違いに起因する。本研究では、「ごみ処理施設整備の計画・設計要領」のデータにより、ごみ種類毎の元素組成を定めて、都市ごみに含まれる主な有機化合物の元素組成とOの結合状態を調べた。これらから、OH及びCOの結合状態量を計算した。これにより各種の発熱量の計算式を検討したが、Steuerの式の過程が概ね妥当と判断した。

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© 2022 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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