主催: 一般社団法人廃棄物資源循環学会
会議名: 第33回廃棄物資源循環学会研究発表会
回次: 33
開催地: 宮崎大学
開催日: 2022/09/20 - 2022/09/22
ごみ焼却発電施設の安定運転には、ごみ性状の均一化を図るために、焼却前のごみピット内での十分な撹拌が重要となる。しかし、発熱量の異なる性状のごみの均一化は撹拌だけでは困難な一面もあり、そのようなごみ投入に対しても良好な燃焼状態を維持することが必要である。 そこで、京都市南部クリーンセンターにおいて、投入ごみの発熱量変動に起因する燃焼ガスと蒸気変動の関連性に着目し、安定燃焼の向上を目的とする重回帰分析法を活用した過熱器出口蒸気温度制御を開発し、時間経過や、操作、外乱などの影響因子を配慮したデータ駆動型の予測モデルを確立し、制御へ適用した。これにより燃焼制御、タービン発電電力量の安定化を達成した評価を報告する。