主催: 一般社団法人廃棄物資源循環学会
会議名: 第33回廃棄物資源循環学会研究発表会
回次: 33
開催地: 宮崎大学
開催日: 2022/09/20 - 2022/09/22
最終処分場は、長期間使用する施設である。廃棄物の埋立終了後に最終覆土を行い、埋立地を閉鎖してからも、浸出水処理施設は廃止まで稼働し続けなければならず、長期に亘り維持管理をしなければならない。そこで第三者(専門家)が定期的に最終処分場の施設や設備機器等について、その機能が健全であるかを検査し、管理運営状況と維持管理手法の適正性を確認することは、トラブルの未然防止や施設の長寿命化の観点からも意義があり、施設の安全性の確保と信頼性の向上のためにも実施する必要がある。
本報は維持管理開始から概ね5年が経過した熊本県公共関与産業廃棄物管理型最終処分場の各設備機器の健全性、廃棄物の適正処分、埋立廃棄物の早期安定化、環境保全等の観点と事業者の要望をもとに、NPO法人による健康診断(機能検査)を実施した結果を報告する。