主催: 一般社団法人廃棄物資源循環学会
会議名: 第34回廃棄物資源循環学会研究発表会
回次: 34
開催地: 大阪工業大学
開催日: 2023/09/11 - 2023/09/13
2010年代前半より急速に導入が進んだ太陽光(PV)パネルが2030年代には大量に使用済み(EoL)となり、日本の廃棄物処理システムに大きな影響を及ぼすことが懸念される。本研究では、EoL PVパネルの適正処理、特にリユースやリサイクルをすすめるにあたっての課題の把握や有効な解決策の検討を行った。中間処理業者へのヒアリングの結果、EoL PVパネルの収集運搬の効率化がリユース・リサイクル双方における大きな課題だとされた。効率的な収集運搬のためには排出者に関する情報の集約化・共有が重要であると考えられた。排出者の情報集約化を促すサービスの利用意向をPVパネル設置世帯に尋ねた結果、回収・処理費用やサービス提供者の信頼性が重要であると示された。