廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第34回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: D2-2-O
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D2 熱分解・ガス化・溶融
未利用バイオマスの利用を想定したダイレクトバイオマス燃料電池の開発
*河瀬 誠井戸 彬文
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抄録

ダイレクトバイオマス燃料電池(Direct Biomass Fuel Cells, DBFC)はバイオマスを構成する固体炭素と揮発成分の化学エネルギーから、直接、電気エネルギーに変換できるため、高効率発電が期待できる。また、ボイラやガス化炉を必要とせず小型化が可能であり、様々な場所に分散している未利用バイオマスを有効に利用できる可能性がある。 本研究では、バイオマスを燃料とした発電デバイスとしてのDBFCの実現可能性を確認するため、活性炭や杉炭化物と模擬ガスを用いて発電試験を行った。その結果、定期的に燃料を補充すれば、安定した発電ができることが分かった。また、DBFCの出力密度は、ガスを燃料としたSOFCやPEFCと比べかなり低いが、MCFCとは同レベルの出力密度が得られることかわかった。

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© 2023 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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