廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第34回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: A3-2-O
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A3 住民意識・環境教育
協働ロボットを適用したAI搭載資源ごみ選別作業支援システムと環境教育
*香山 実希本田 泰崇中野 裕梅本 司桂木 格
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抄録

循環型社会の推進には、資源としての循環利用を推し進めることが必要不可欠であり、より正確な分別により実現される。一方で、ごみ処理分野における廃棄物の選別作業では、少子高齢化による労働力不足が課題となっており、また異物の除去等で作業負荷が高くなることもあるため、選別作業の効率化の他に、地域住民の分別意識の向上が求められている。 これまで当社では、資源化施設の手選別作業に対する支援を目的として、協働ロボットを適用したAI搭載資源ごみ選別作業支援システム(K-Repros®)を開発した。2022年度より岩沼東部環境センターのガラスびん手選別作業に導入している。2023年度では、地域住民のごみ分別意識の向上を目的として、本システムを通じた地域児童向けの見学設備を充実させることで教育活動を展開している。そこで本稿では、K-Repros®ならびにそのシステムを通じた教育活動について事例紹介する。

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© 2023 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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