廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第34回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: A1-3-O
会議情報

A1 ごみ発生抑制・性状分析
茶系飲料のパッケージフリー販売の実現可能性と課題
*那波 夏美山川 肇
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

マイボトルの利用は容器包装廃棄物、温室効果ガスの削減つながる。コーヒーはマイボトルで購入できる場合もあるが、茶系飲料のパッケージフリー販売は常設ではほとんど見当たらない。本稿では、コンビニでのドリンクディスペンサー販売を想定した①消費者の茶系飲料のパッケージフリー販売に対する評価、②その選択要因を明らかにすることで、実現可能性の高い茶系飲料のパッケージフリー販売の方法とその利用促進について考察することを目的とする。コンジョイント分析の結果、ディスペンサーの機能では、濃さや温度の調節機能の限界支払意思額が約36円と最も高くなった。また、マイボトル選択にはマイボトル選択意図、保冷/保温便益、マイボトル利用頻度が直接影響した。マイボトル選択意図は、主にマイボトルへ補充したいというニーズ、保冷/保温できる容器で得られる便益、おしゃれであるという見た目の評価の影響が大きかった。

著者関連情報
© 2023 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
前の記事 次の記事
feedback
Top