消費者が外食において、何を食べ残しと認識し、それを発生させることに対してどのような意識を持っているかを把握するために、質問紙調査をオンラインで行った。食べ残しの頻度が多いのは女性・高齢者という階層であった。それに対応してこの層では食べ残しをすることへの抵抗感が若干低い傾向が見られた。調味料や料理のツマを残した場合に食べ残しとするのは3割前後であったが、残した「お通し」も半数近くが食べ残しと認識していないという結果となった。「無理して食べるべきではない」という意見も多かった。食品ロス削減にあたってはこういった意識への対応が必要である。