廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第35回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: B4-2-O
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B4 ごみ文化・歴史
廃棄物処理業の収益性分析
*横沢 泰志
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抄録

近年脚光があたる「サーキュラー・エコノミー」(Circular Economy)は、関連産業の業況や事業内容にも影響を与える可能性があるとの問題意識から、廃棄物処理業界の上場企業のうち、売上高100億円程度と総資産200億円程度の企業2社を抽出し、有価証券報告書記載のデータ等に基づいて収益性分析を行い、その特徴と課題につき考察した。

5年間の業績推移をみると、分析対象2社は増収増益傾向にあり、資産効率を表す総資産経常利益率は良好な水準に到達しており、好調な決算を続けている。また、両社の損益分岐点分析を行うと、小規模のごみ収集運搬業とは一線を画し、事業の大規模化が進む米国大手企業をも上回る安定的な状態にあり、今後の経営戦略における基盤となると考えられる。

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