廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第35回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: B4-3-O
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B4 ごみ文化・歴史
戦後から1960年代にかけての八王子市の清掃事業の沿革
*中川 和郎
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抄録

第二次世界大戦後に東京都心のベッドタウン化による人口急増、周辺町村との合併及び経済発展による市民生活の向上により、ごみの排出量が右肩上がりに増加した。1955と1965年の国勢調査によれば、人口は1.6倍であるのに対して、ごみの収集量は実に4倍強という凄まじいものであった。ごみ処理の問題は、大きな課題であったといえる。相次ぐ合併と都市化による急速な人口増への対応などにおいて、八王子市の清掃事業の実態はどうであったのか、そしてどのような役割を果たしてきたのかを清掃労働の実態・執行体制を含めて考察する。

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