主催: 一般社団法人廃棄物資源循環学会
会議名: 第35回廃棄物資源循環学会研究発表会
回次: 35
開催地: つくば国際会議場
開催日: 2024/09/09 - 2024/09/11
当社は、使用済み家電混合プラスチックから選別回収したPP、PS、ABSについて、関係会社に年間約15,000トンの処理能力を有する自動選別ラインを導入し、 “家電から家電への自己循環”を実現した。しかし、比重1.1以上のプラスチックは、エンジニアリングプラスチックが含まれているが、臭素系難燃剤や金属成分が含まれていることから、有効活用されていない。
本報では、密度1.1以上1.5g/cm3未満の混合プラスチックに含まれるエンジンリングプラスチックについて、既存の選別方法でプラスチックを選別回収し、マテリアルリサイクル可能であるかを確認した。この結果、回収したエンジニアリングプラスチックの中では、リサイクルPOM、リサイクルPC/ABS、リサイクルPC、リサイクルPBTは、再利用可能であるが、リサイクルPAは、再利用が難しいと考える。