抄録
近年環境保全と省資源の観点から繊維のリサイクルが求められている。特にリサイクルの分野では廃布より反毛として得られる繊維から糸を紡績することが求められている。この様な繊維に対応出来, 多品種少量生産な紡績機は紡ぎ車である。筆者らはこれに注目し, 手紡ぎにおける操作者の作業を機械で置き換え, 即ち手紡ぎロボットを開発することにより, 紡績しにくい粗悪雑多な原料を多品種少量生産でき, かつ人の手紡ぎに関する欠点を克服することを構想した。手紡ぎにおける手の動作解析, 力学的考察およびデータ取得を重ねた結果を発表する。