空気圧駆動可変焦点ミラーとテレセントリックレンズにより構成された定倍率可変焦点光学系とCCDカメラを組み合わせ, 任意深さで倍率が一定(2倍)の合焦画像を得ることができる三次元画像入力システムを試作した。可変焦点ミラーは表面にAlとMgF2を蒸着した円形薄板ガラス(有効口径6 mm)で, 0 kPa∿70 kPaの圧力変化により凹面鏡の曲率を制御し, 圧力変化に比例した最大1.1 mmの定倍率焦点移動を実現できた。また径2 mmのねじについて, 異なる焦点位置の複数の画像を取得し, 画像間の合焦度比較からねじ山の奥行き画像を生成することができた。